金融商品は目にみえず、手にとることもできません。試着や試飲、試乗できる商品とは異なり、消費者は口頭での説明やパンフレット、約款などを信じて判断することになります。それゆえに利用する側にとっては、商品を企画、組成、販売、運用する事業者の責任が適切に果たされていることが大前提となります。
現在、そのチェックは行政の監督や金融業界の自主規制にゆだねられています。加えて、利用者側が賢い消費者意識に基づいて行動することで、より厳格に責任が果たされ、より良質な金融商品・サービスが育つと考えます。
こうした認識を共有している者が集まり、具体的な行動につなげていくための場として誕生したのがフォスター・フォーラムです。
私たちが考える良質な金融商品とは
1. シンプルで分かりやすいこと
2. コスト(手数料等)が適正で、明確に開示されていること
3. 組成・販売において、事業者が適合性の原則に合致する提供を行っていること
4. 商品やサービスの供給者としての責任を事業者が全うしていること
という要件を満たすものです。
私たちが金融商品やサービスに求めているのは、何よりも「納得できること」「信頼できること」です。私たちの行動が、事業者と消費者との信頼関係づくりに役立つことを願っています。